ライヴ配信 Char 山下達郎[No.912]

コロナ自粛の中,ミュージシャンがライヴを模索している。サザンオールスターズの無観客ライヴ配信が先行し,その後さまざまなアーティストが追随しようとしている。先週はChar山下達郎のライヴ配信を鑑賞した。ライヴ配信に対する両者のスタンスの違いが明らかになるパフォーマンスだった。この試みはまだまだ課題を抱えていることがうかがえた。

Charは「生中継ライブ」とうたった内容で,スタジオライヴだった。バックメンバーはいつもの古田たかし(Dr,),澤田浩史(b.)という布陣。3人による力の入った演奏はいつ見ても見事だ。しかし,やはり無観客は観ていて厳しい。だんだんリハーサルを観ているような気分になってくる。Charの観客とのやりとりもライヴの大きな魅力の一つであるだけに,どうしても物足りなさを感じる。

山下達郎『山下達郎 SUPER STREAMING』と題した内容で,生演奏ではない。メンバー3人のアコースティック・セットでのライヴ映像で始まり,メインが『氣志團万博』出演時の映像。最後にアンコールのように80年代のライヴ映像。こちらはおそらくレコード販促用に使用された映像の元であろう。これまで自身のライヴ映像は映画公開のみで,一切商品化されていない。もちろんテレビに出ることもない。それ故の企画だった。十分に楽しめたが,やはり生ではないのだ。

両者の今回の配信の価値を比較してみると以下のようになるだろう。

ライヴ(生)度 Char ◎ 山下達郎 △
レア度     Char 〇 山下達郎 ◎
エンタメ度   Char △ 山下達郎 ◎
顧客サービス  Char ◎ 山下達郎 △ (Charは見逃し配信あり,山下達郎なし)

コンサートを観ることが叶わない現在,ライヴ配信の試みはありがたい。そこで提案する。生演奏は観たい。時間は決まった時間だが,見逃し配信は欲しい。観客がいない分だけ,自ら盛り上げるようなMCや演出の工夫が必要だ。そこで意外なゲストが出演するなどのサービスで,エンタメ度とレア度を高めるとよい。ゲストとの掛け合いもきっとライヴを盛り上げる要素となるだろう。

まだまだ可能性を秘めているライヴ配信。今後さらなる企画に期待する。
CHAR 2013 LIVE at EX-THEATER ROPPONGI "TOMORROW IS COMING FOR ME"
CHAR 2013 LIVE at EX-THEATER ROPPONGI "TOMORROW IS COMING FOR ME"JOY~TATSURO YAMASHITA LIVE - 山下達郎
JOY~TATSURO YAMASHITA LIVE - 山下達郎

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