ビートルズ青盤の音質改善作戦とヘイ・ジュード対決[No.920]

今月号のレコードコレクターズに載っていたフラッシュ・ディスク・ランチのアナログ洗浄液の広告は,これまでよりも洗浄方法が丁寧に説明されていた。そこまで時間をかけてクリーニングはしていなかったので,この手順に沿ってやってみようと思い立った。クリーニング対象はビートルズ『青盤』。これまで2度ほどクリーニングしたがさほどの成果が得られなかったア…
コメント:0

続きを読むread more

吉田美奈子『Light'n Up』シティ・ポップ名盤[No.919]

「彼は思わず目を見張った」。本作のアナログ盤を初めて聴いた時の私の姿を表現するならば,冒頭のよくあるフレーズになる。アルバム冒頭のタイトル曲イントロを聴いた瞬間,まさしく目を見張った。その鮮烈なストリングスの音色の粒立ち方には驚かされた。そして演奏の豊かさは,これぞ音の良いレコードとお勧めしたくなる。 私が購入したのは,近年再発さ…
コメント:0

続きを読むread more

『ライヴ1975-85』ブルース・スプリングスティーン&ザ・E・ストリート・バンド[No.918]

聴き終えるまでにこれほど長い時間がかかるとは思わなかった。CD3枚組だがLPでは5枚組のボックス・セット。そのヴォリュームも凄いが,演奏の熱さも凄い。暑苦しいほどの熱量だ。そして,さらに追い打ちをかけるように今年の夏のこの暑さだ。簡単に聴けるレコードではない。結局ほぼ一か月がかりで,昨日ついにサイド10を聴き終えた。 1枚目は順調…
コメント:0

続きを読むread more

12インチ45回転の威力 その3[No.917]

これまで,12インチ45回転盤の音の良さについて記事にしてきた。今回は新たに入手した12インチ45回転盤を4種類紹介しよう。まずはスタイル・カウンシル「シャウト・トゥ・ザ・トップ」。日本でもいまだに人気のある一曲だ。中古盤の通販で届いたのも日本盤だ。ジャケット自体に日本語のタイトルや解説が印刷されている。60年代から70年代にかけての洋…
コメント:0

続きを読むread more

『ザ・ハーダー・ゼイ・カム』サントラ盤 レコードが[No.916]

レコードで持っていなかったので,中古盤をネットで購入。これがなかなか豪快なレコード盤だった。ジャケットの印刷を見る限り,明らかに後年再プレスされた盤だ。つるつるの紙質にプリントされたジャケットはいかにも安い感じだ。ところが,ジャケット以上にすごいのはレコード盤のほうだった。 まず,レコードがプレイヤーに乗らない。つまり,レーベル中…
コメント:0

続きを読むread more

オランダ・プログレ フォーカスの傑作『ハンバーガー・コンチェルト』[No.915]

フォーカスと言えばセカンド・アルバム『ムーヴィング・ウェイヴス』で決まりと思い込んでいた。ところが,店頭で偶然見つけた『ハンバーガー・コンチェルト』を入手したところ,その完成度の高さに驚かされた。自分たちの音楽への堂々たる自信が漲り,風格すら感じさせるその内容に,久しぶりにプログレを聴いて心を揺さぶられた。 本盤はフォーカスの通算…
コメント:0

続きを読むread more

『3+3』アイズレー・ブラザーズ 日本人アーティストとの関連[No.914]

レコード購入も通販に頼らざるを得ない現状で,中古盤をまとめ買いする。今回は,その中にアイズレー・ブラザーズを2枚入れた。前から欲しかった2枚のうちの一枚が『3+3』。ヴォーカル3人兄弟に弟2人と従弟を演奏陣として加えたのでタイトルが『3+3』。ロックとソウルの融合,メロウ・グルーヴの先駆け,ファンク路線へのきっかけなど,話題に事欠かない…
コメント:0

続きを読むread more

『ひとかけらの夏』村田和人[No.913]

名前は知っていたが聴いたことがなかった村田和人。現状ではレコード店にも行けないので,通販で中古盤を購入。一曲目は「一本の音楽」。サビに来た途端に「ああ,この曲か」と納得。これは聴いたことがある。1983年,マクセルのCM曲だったと知り,「道理で」とまた納得。ポップでなおかつ力強さがある。期待できる滑り出しだ。 本作のプロデュースは…
コメント:0

続きを読むread more

ライヴ配信 Char 山下達郎[No.912]

コロナ自粛の中,ミュージシャンがライヴを模索している。サザンオールスターズの無観客ライヴ配信が先行し,その後さまざまなアーティストが追随しようとしている。先週はCharと山下達郎のライヴ配信を鑑賞した。ライヴ配信に対する両者のスタンスの違いが明らかになるパフォーマンスだった。この試みはまだまだ課題を抱えていることがうかがえた。 C…
コメント:0

続きを読むread more

『Be Bop 'N' Holla 』アンディ・フェアウェザー・ロウ[No.911]

前から聴きたかった一枚。中古盤をネットで見つけ発注していたが,コロナ騒ぎで入荷が遅れ,予定の数か月後に海外から発送されてきた。エリック・クラプトンのツアー・サポート・ギタリストとして有名だが,英国ロックの生き証人である。1966年エイメン・コーナーのヴォーカリストとしてデビューしている大ベテランだ。本作は1976年のソロ・アルバム。これ…
コメント:0

続きを読むread more

ファビュラス・プードルス『理由なき反抗』埃との闘い[No.910]

ここ1か月ほど,週末にはレコード・クリーニングに取り組んでいる。少し前にキャロル・キング『つづれ織り』のアナログ盤の汚れについて紹介した。今回はそれ以上の汚れである。レコードはファビュラス・プードルス『理由なき反抗』。以前にも記事を書いたが,非常に過小評価されているが実力のあるバンドだ。学生時代に購入したアナログ盤で,久しぶりに取り出し…
コメント:0

続きを読むread more

『忌野清志郎ベスト・ソングス』に異議あり[No.909]

ミュージック・マガジン2020年7月号の特集が「RCサクセション~忌野清志郎ベスト・ソングス100」というもの。30人の選者が1位から25位まで順位をつけて選んだ結果で,100曲を決めるという企画だ。記事を読む前から1位は「トランジスタ・ラジオ」で,あとは「雨上がりの夜空に」「スローバラード」あたりのRCサクセション時代のナンバーが上位…
コメント:0

続きを読むread more

イタリアン・プログレのはみだし具合[No.908]

テクニカルなインストゥルメンタル演奏が高速で展開するロックが聴きたくなり,レコード棚でプログレを物色する。まず思いついたのがジェントル・ジャイアントのライヴ盤『プレイング・ザ・フール』。演奏途中でメンバーが楽器を持ち替える演出もある超絶演奏集団である。しかし,レコード盤のコンディションがあまり良くない。そこでふと目に付いたリターン・トゥ…
コメント:0

続きを読むread more

『つづれおり』キャロル・キング[No.907]

今,レコード・クリーニングを終えたばかりの『つづれおり』を聴いている。綺麗にしたはずのレコードなのに,1曲聴くごとにレコードを止めている。それは何故か。雑音がひどく続けて聴くことができないからだ。クリーニングをしたにもかかわらず,こんなことになるとは。原因は,レコード盤に付着したゴミや埃である。 私が所有する『つづれおり』は,日本…
コメント:0

続きを読むread more

ジャパニーズ・シティ・ポップの名曲?[No.906]

『レコード・コレクターズ7月号』の特集は「シティ・ポップの名曲ベスト100 1980-1989」。アルバムではなく曲単位で,しかもランキング形式。1位が大滝詠一「君は天然色」だったら嫌だなあ,と思いつつページをめくると,1位はその弟子山下達郎「SPARKLE」だった。安心したものの山下達郎の曲の中で「SPARKLE」が1位になるあたりは…
コメント:1

続きを読むread more

スタジオ盤より活きが良い 忌野清志郎のソロ・ライブ[No.905]

RCサクセションと並行して行われた忌野清志郎のソロ活動。初ソロ作はイギリス録音の『RAZOR SHARP』。イアン・デューリーのバック・バンドであるザ・ブロックヘッズをバックに録音した快作だった。その後、凱旋帰国ライヴとの触れ込みで「ライヴ・イン・ジャパン」を名乗るコンサートが行われ、ライヴ録音盤『HAPPY HEADS』が発売された。…
コメント:0

続きを読むread more

これぞロックなミュージシャン ロリー・ギャラガー[No.904]

いろいろ考えてみたが、最もロックなシンガーソングライター&ギタリストはロリー・ギャラガーではないか。常に自身のバンドとともにレコーディングとライヴを行っている点においても、実にロックを体現している。なおかつ、およそ駄作がないというのも驚異的だ。曲が書けて歌えてギターも弾けるまさしくロックな男だ。 テイスト解散後、ソロとしてデビュー…
コメント:0

続きを読むread more

「君の瞳に恋してる」不思議なコード進行[No.903]

洋楽のギター譜が載っている本をたまたま見ていたら、この曲が載っていた。曲をかけながらギターをコード弾きしてみると、1番と2番で使っているコードが違う。にもかかわらず、サビのコード進行は全く同じ。これは一体どういうことなのか。1番はEから始まり、2番はGから始まる。ただし進行は同じなので転調しているということになるのだが、サビは同じコード…
コメント:0

続きを読むread more

アコースティックギターのロック 『レッド・ツェッペリンⅢ』[No.902]

時折無性にアコースティックギターが主役のロックが聴きたくなる。まず,頭に浮かぶのはイギリスの古いロックだ。トラッドの伝統がある国にふさわしくアコースティックギターがよく使われている。しかし,ペンタングルなどまでいくと,演奏がハイブリッド過ぎて,聴くのが疲れる。また,トラッド・ロック系はトラッド色が強すぎるのも気分に合わない。そこで久しぶ…
コメント:0

続きを読むread more

上を向くロック・バンドのジャケット 『マイ・ジェネレーション』[No.901]

バンド・メンバーが立ち,カメラを見上げているジャケットと言えば,やはりまずは,ザ・フー『マイ・ジェネレーション』だろう。この有名なジャケットにオマージュを捧げるバンドがいくつかある。スペシャルズ,プリテンダーズ,アンダートーンズなどだ。それらには実は共通点がある。それが非常にロックらしい理由なのだ。 ザ・フー『マイ・ジェネレーショ…
コメント:0

続きを読むread more