『忌野清志郎ベスト・ソングス』に異議あり[No.909]

ミュージック・マガジン2020年7月号の特集が「RCサクセション~忌野清志郎ベスト・ソングス100」というもの。30人の選者が1位から25位まで順位をつけて選んだ結果で,100曲を決めるという企画だ。記事を読む前から1位は「トランジスタ・ラジオ」で,あとは「雨上がりの夜空に」「スローバラード」あたりのRCサクセション時代のナンバーが上位だろうと思っていたら,案の定その3曲がベスト・スリーだった。しかし,読み進めていくうちにどうにも納得いかない結果になっていくのだった。

RCサクセション時代の楽曲がベスト100位内に多く入るのはわかる。しかし,ソロ時代の曲が少なすぎるではないか。100曲中32曲ということは,3分の2はRCサクセション時代の楽曲が選ばれている。RCサクセション活動中から始めたソロ活動及び多数のコラボレーション企画。毎年のようにニュー・アルバムを発表し,死ぬまで新曲を作り続けてきたミュージシャンにとって,その多彩なソロ活動が正当に評価されているとは思えない。評論家の皆さんはきちんと彼のアルバムを聴いてきたのか,と問いたくなる結果だった。特に,社会風刺を含んだ彼の攻撃的な側面はほとんど無視された選曲には疑問を感じた。

そこで,選から漏れた彼のRCサクセション以外の重要曲を私が代わりに紹介しよう。それじゃあ,紹介させてもらうぜ。

「はたらく人々」「おれは有名」(『DANGER Ⅱ』1985年)「偽善者」「ロックン仁義」(『ザ・タイマーズ』1989年)「サヨナラはしない」(THE TIMERS シングル 1995年)「ヘリコプター」「夢のかけ橋」「障害者と健常者」「トカレフ(精神異常者)」(『不死身のタイマーズ』1995年)「俺がロックンロール」「来たれ21世紀」「人間のクズ」(『冬の十字架』1999年)「警察に行ったのに」「誰も知らない」(『夏の十字架』2000年)「宇宙大シャッフル」(LOVE JETS シングル2003年)「毎日がブランニューデイ」(『夢助』2006年)

少なくともこれらの曲をプラスして彼のベスト・ソングスとしたい。忌野清志郎の残した業績は,正しく語り継がれなければならない。彼のもつ多様性を認識して後世に伝えていく必要があると考える。
DANGER1&2 - DANGER
DANGER1&2 - DANGERTHE TIMERS スペシャル・エディション(DVD付) - THE TIMERS, ZERRY, TOPPI
THE TIMERS スペシャル・エディション(DVD付) - THE TIMERS, ZERRY, TOPPI夏の十字架(CD) - ラフィータフィー
夏の十字架(CD) - ラフィータフィー冬の十字架 - 忌野清志郎 Little Screaming Revue, 忌野清志郎, 三宅伸治
冬の十字架 - 忌野清志郎 Little Screaming Revue, 忌野清志郎, 三宅伸治




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