[No.537]『アップ・エスカレーター』/グラハム・パーカー

The Up Escalator/Graham Parker And The Rumour('80)
グラハム・パーカールーモアとの名義で出した最後のアルバム。聴きやすいながらも曲の良さは粒ぞろいで、パーカーの好調さは持続されている。なんだかよく分からないジャケットはマイナスだが、ブルース・スプリングスティーン「エンドレス・ナイト」にバッキング・ヴォーカルで参加というプラスもある。

その昔のLP時代には日本盤で曲順を入れ替えて発売するということが行われていた。多くの場合、アルバムA面にはポップで勢いのある楽曲を並べるという戦略だ。例えがマイナーで恐縮だが、ニック・ロウカウボーイ・アウトフィット名義のアルバムでは、日本では2曲目に「ブレイクアウェイ」、4曲目に「ラヴ・ライク・ア・グローヴ」とアップ・テンポの曲を並べる曲順になっている。これは日本独自というよりアメリカ盤の曲順に沿ったものかもしれない。こうしたことは割と普通に行われていたのだ。

『アップ・エスカレーター』でもやはり曲順がいじられていて、それを知ったときには自分で曲順を戻してCD-Rに焼き直した。現在でもその日本盤LPの曲順をオリジナル盤に直したものを聴いているのだが、確認してみるとA面の最初の3曲は曲順が同じで、それ以降が細かくいじられている。あまり意味のない変更と思える。

A-4と5をB-4,5と交換している。しかもA-4,5は順序を入れ替えている。はたして何の意味があるのか。改めて考えてもやはり特別な意味を感じない。しかしこうした不思議なことが割と普通に行われていたのだ。今回はアナログ盤時代の「イギリス盤の曲順を入れ替える」の巻でした。

The Up Escalator
Lemon Records UK
2003-11-25
Graham Parker

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この記事へのコメント

2012年05月27日 12:38
でた!!グラハム・パーカー!!実はパブ・ロック系のアーティストで一番好きなんです。〔バンドではフィールグッド〕今までも何度か取り上げています。このアルバムはまだですが・・・。俺もこれアナログで持っているのですが、曲順かえられていることは知りませんでした〔汗!!〕
今では信じられませんがグラハム・パーカーはエリオット・マーフィーとかと並んでポスト・スプリングスティーンなんて言われていましたね。
2012年05月27日 20:03
確かに、パーカーとスプリングスティーンが同列で語られた時期がありましたね。でもパーカーに「ボーン・イン・ザ・USA」は似合わないし、メイン・ストリームでもないのでその後の展開はそれぞれですね。パーカーの「ボーン・イン・ザ・UK」。想像しただけで格好悪いですね。全くイギリス人の感覚とかけ離れているのではないでしょうか。

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