[No.209]Shipbuilding/Robert Wyatt('82)

このブログがスタートしてから2年経ちました。実は前回の記事でちょうど2年目だったので、2年間で208曲紹介したことになる。1年で104曲、1ヶ月あたり8,9曲というペースだ。歩みは遅いが、まあ無理のない書き込み度合いではないか、まずまずだ。
ところでこの暑い最中ぎっくり腰をやってしまった。幸いにして歩けないほどではないが、痛みがひどいのでなるべく動かないようにして、保冷剤で患部を冷やしながら横になる日々が数日あった。ただ寝ていても退屈なので、何かじっくり音楽でも聴こうと思い、CD棚から取り出したのがロバート・ワイアットのベスト盤だ。代表曲が集められているので比較的ポップな(と言っても彼の音楽の中ではという意味だが)曲が多く、楽しみながら聴いた。その中から今回取り上げるのは「シップビルディング」 コステロ・ヴァージョンでもお馴染みの名曲だ。クライヴ・ランガー(元デフ・スクール)が作詞、コステロが作曲。
詞も含めた曲の良さはもちろんだが、このロバート・ワイアットの歌いっぷりときたら。淡々としかし確実に哀しみを感じさせる歌唱。バックの演奏は、ダブル・ベースらしき低音が落ち込んでいく様子を表し、つまずきそうなピアノが不安を感じさせ、シンプルなドラムは決して声高に主張することのない抗議のようだ。それにしても、やり場のない哀しみを含んだこの曲は3分3秒しかない。コステロ・ヴァージョンのようなトランペットのソロもない。それでもこのヴァージョンは素晴らしい。それはやはりロバート・ワイアットの声にふくまれる哀しみの震えのせいだろう。
暑い室内でうつぶせになり、腰と背中を冷却剤で強烈に冷やしながら聴いたロバート・ワイアットの哀しい歌声。今後この曲を聴くたびに、あの暑さと冷たさと痛さを思い出すことになるだろう。


ヒズ・グレイテスト・ミッシーズ ~ロバート・ワイアット30年の軌跡
ビデオアーツミュージック
2004-09-29
ロバート・ワイアット

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