テーマ:日本のロック・ポップス2

[No.510]『ちゃんとやれ! えんけん!』/遠藤賢司('12)

自らを叱りつけるタイトルの新譜が遠藤賢司から届いた。こんなタイトルを付けられるミュージシャンは遠藤賢司をおいて他にはいるまい。今回の聴き物の一つは、バンドスタイルのハードなサウンドが続く冒頭からの5曲だ。これまでオリジナル・アルバムでハードな曲がこれだけ続いたことはないと記憶する。それだけ激しいサウンドに思いが向いているということか。 …
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[No.507]「拳を天につき上げろ」/奥田民生('12)

今年発売の新譜を初めて紹介します。奥田民生の新曲「拳を天につき上げろ」。彼にしては随分勇ましいタイトルだと思ったら、乾杯するという意味であった。しかもサッポロビールのCM曲ということで納得。ジャケットには黒ラベルでお馴染みの金色の星が逆さまになっている。歌詞にも「闇も光も 泡にまみれた」「カンパイ 夜空の星に向け」と企業イメージをさりげ…
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[No.497]『Get Together -Live In Tokyo』/矢野顕子×上原ひろみ

以前から交流のあった二人の競演ライヴ盤。互いにピアノを弾き、矢野顕子が歌う。左チャンネルが矢野顕子で、右チャンネルが上原ひろみと、それぞれの演奏が聞き分けられるミックスになっている。上原ひろみとの競演ということでジャズの要素が大きくなるだろうことは予想できたが、思いの外ジャズ寄りとも言えない。それはつまり、ピアノがジャズ方向の演奏スタイ…
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[No.496]ロック・イン・ジャパン・フェス2011/エレファントカシマシ

またもWOWOWの放送から。エレファントカシマシが相変わらずのパフォーマンスを観せてくれていた。その中で、「ガストロンジャー」を演奏し、観客があの曲にのって拳を振り上げている姿を見て、軽いショックを受けた。あんな曲でのれるなんて、あるいは曲の内容など関係なしにお祭り騒ぎをしているだけなのか。それともあの曲が発表以来10数年を経て認知され…
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[No.492]ロック・イン・ジャパン・フェス 2011/ユニコーン('11)

BSでロック・フェスものが多数放送されたのでとりあえず録画しておいた。しかし、観始めるとよく分からないアーティストばかりだし、今ひとつ冴えないし、おめあてのアーティストが出ても2曲くらいで終わるし、ということで潔く全て消去した。すると今度は特定のアーティストだけ30分の番組として放送し始めた。そこでユニコーンをチェックして観てみた。再結…
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[No.486]TRADROCK by Char Jimi Hendrix and more!

チャーが60年代から70年代前半にかけてのロックをカヴァーするという試み。取り上げてられたアーティストはエリック・クラプトン、ビートルズ、レッド・ツェッペリン、ヴェンチャーズなどなど、ロックを作り上げてきたパイオニアばかり。正直、チャーがこうしたアーティストのカヴァーをすることにどんな意味があるのか半信半疑でいた。FMの番組を何度か聴い…
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[No.484]BEGIN NOGA マンタキー ツアー

「ビギンの島唄 オモトタケオのがベスト」発売記念のライヴに行ってきた。特にビギンのファンというわけではない。代表曲の「涙そうそう」「島人ぬ宝」「恋しくて」などを知っている程度だ。ところが、こちらの予想を覆すような、力強くある種革新的とも言えるバンド・サウンドを聴かせてくれたので大いに満足した。知らないうちにビギンは、日本のロックと民謡と…
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[No.480]WORLD HAPPINESS 2011/Y.M.O.

BSで放送されたダイジェスト版を観た。メインは当然YELLOW MAGIC ORCHESTRAだ(今回はこの名義だった)。去年のこのイベントへの出演は坂本龍一がホストを務めた番組「スコラ」がらみで、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのカヴァー曲があったり、ゲスト・ヴォーカルが参加したりと意外性があったが、今年は余裕綽々のステージングで落ち…
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[No.476]くるり×細野晴臣 東北ツアー

細野晴臣の希望により実現したという東北ツアーは、何とライヴハウスでのアコースティック・ライヴだった。細野のアコースティック・ギター弾き語りに高田漣のマンドリンやペダル・スティールが加わるだけというシンプルな編成だ。ところが、これが予想を遥かに上回る素晴らしいライヴで、すっかり満足してしまった。 最初に細野一人で「ろっかばいまいべい…
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[No.469]『Ray Of Hope』/山下達郎('11)

オリコン・アルバムチャートで初登場1位となったという最新盤。調べてみるとこれまでにチャート1位というのが何度もあるようで、そこまで売れているアーティストという意識がなかったため、軽い驚きを覚えている。山下達郎恐るべし。 本作は3月11日の大震災があったため、「希望という名の光」を核にして、アルバムの頭と最後に同曲のコーラス・ナンバ…
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[No.465]南佳孝コンサート2011 高崎シティギャラリー

群馬県高崎市で南佳孝のライヴを観た。高崎シティギャラリーというこじんまりとしたホールで、本人のギターとピアノ担当の竹田元の二人だけでの演奏だった。編成は地味ながらも、新譜『SMILE & YES』からの新曲、カヴァー曲、自身の代表曲を織り交ぜた内容の濃いライヴだった。現時点での南佳孝の活動を集約した南佳孝らしいコンサートだった。 …
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[No.460]『大瀧詠一』('72)

ナイアガラ以前の大滝詠一ファースト・アルバム。改めて聴いてみると、やはりファースト・アルバムというのは、そのアーティストが後に発表する作品の基本要素がつまっているということが分かる。発売当時は統一感がないという評価をされたらしいが、裏を返せば大滝詠一の音楽的な資質が並べられているということだ。また、当初シングル盤6枚を出してそれを集めて…
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[No.458]『SMILE&YES』/南佳孝('11)

久しぶりの全曲オリジナル・アルバムが届いた。カバー曲じゃなく、やはり南佳孝のオリジナル・ナンバーが聴きたかったのだ。これは内容充実、詞良し曲良し、申し分のないポップス・アルバムだ。 オリジナル・アルバムは『ROMANTICO』以来7年ぶりとなる。前作もよかったが、本作も見事な出来だ。お得意のラテン調あり、ギター弾き語りあり、ピアノ…
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[No.443]『Home Girl Journey』/矢野顕子('00)

矢野顕子のピアノ弾き語りアルバム3作目。このシリーズはどれも素晴らしいのだが、久しぶりに聴いた『Home Girl Journey』は、選曲が絶妙だ。山下達郎の「Paper Doll」は本人のライナーノーツにあるとおり、「山下達郎の「情けない男ソング」は実にいい」のだ。以前「スプリンクラー」のカバーもあったが、こちらもよい。続く大貫妙子…
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[No/439]『カバーズ』/RCサクセション('88)

福島原発のニュースを見るにつけ、どうしてもこのアルバムで清志郎が歌ったことが頭をよぎる。 ”それでもTVは言っている/「日本の原発は安全です」/さっぱりわかんねえ 根拠がねえ/これが最後のサマータイム・ブルース”。 この曲が親会社に電力会社を持つ東芝EMIからの発売中止をもたらした。「素晴らしすぎて発売できません」という広告が出たの…
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[No.417]『うたかたのオペラ』/加藤和彦('80)

加藤和彦の夢を見た。 大学時代に住んでいた街に私のお気に入りの建物があった。やや古びた趣のあるマンションで、その階段を上ったところのドアの中に加藤和彦が消えるのが見えた。階段を上がっていくと上の階は広いホールになっていて、加藤和彦がこれから行うミニ・ライヴのセッティング中だった。プロデューサーとおぼしき男が近づいてきて私は追い払われた…
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[No.413]『綺麗』/サザンオールスターズ('83)

『綺麗』と『人気者で行こう』は、高校生の頃リアルタイムで聴いていた。特に『綺麗』はシングル・ヒットがあってのアルバムではなく、最初からオリジナル・アルバムとして作られたところが傑作になり得た要因である。ヴァラエティに富んだ曲のオン・パレードだが、ちぐはぐな印象はなく正にアルバムとしての一貫性を感じさせる。 冒頭の「マチルダBABY…
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[No.409]スネークマンショー海賊盤/スネークマンショー('82)

今日床屋で座った席は、右側からラジオが聞こえ、左側からテレビが聞こえるという位置にあった。いつもはラジオだけなのだが、たまたまテレビもついていてそのままになっていたようだ。その状態のまま髪を切ってもらったのだが、右チャンネルでは季節の話題と音楽、左チャンネルでは地方の名産の紹介レポートを同時に聴くことになった。別の話題を同時に聴きながら…
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[No.408]『LIVE!』/ギターウルフ('00)

中古で安く売っていたのでつい買ってしまった。1997年に『狼惑星』を初めて聴いたときに、ギターウルフはどのアルバムを聴いてもきっと同じだろう、と直感した。このライヴ盤も演奏のテンポが速くなっていたりドラムが続くところがあったりとライヴらしい演奏があるくらいで、予想どおりに同じだった。 変わらずに同じままでロックをやり続けるというの…
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[No.406]ドカドカうるさいR&Rバンド/RCサクセション('83)

TOKYO FM 出版から出ていた「地球音楽ライブラリー」シリーズの『忌野清志郎』をぺらぺらとめくっていて、ふと思いついたのは清志郎が発表したシングル曲を順番に聴いてみたらどうだろうというアイディアだ。普通ベスト盤と言えばシングル曲を集めたものなのだが、清志郎のベスト盤の場合はそうはなっていないし、大体シングル曲だけまとめて聴くと言えば…
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[No.399]「最強のこれから」/奥田民生('10)

以前にも紹介した「ひとりカンタビレ」のスタジオミックス盤アルバム『OTRL』からのシングルカット曲が「最強のこれから」だ。一人多重録音ツアーでの1曲目でもあった。現場配信mixとアルバムmixの2曲が収められたシングル盤である。両曲の聴き比べも一興だが、初回限定盤のボーナスDVDが最高の見物だ。 DVDには渋谷DUO MUSIC EX…
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[No.397]『LIVE! 1975-77』/近田春夫&ハルヲフォン

時は70年代半ば。日本のロックとはなんぞやとかロックかくあるべしとか、まだ小難しい狭いロック感がはびこっていたであろう時代に、近田春夫の発想の自由さはやはり特筆すべきであろう。ロックというものは、などという偏狭な枠組みを軽やかに飛び越えて、楽しく明るくしかし確かな技術に裏打ちされたライヴを展開していたんだなあと、まったくあきれるやら感心…
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[No.395]『クレージー・キャッツ・スーパー・デラックス』/クレイジー・キャッツ

谷啓が亡くなった。享年78歳。これでクレイジー・キャッツのフロントマンは3人とも鬼籍に入ってしまった。 谷啓と言えば突拍子もないハイ・トーン・ヴォーカル。「ホンダラ行進曲」では植木等、ハナ肇に続いて3番を歌う谷啓。そのサビが前の二人と比べ1オクターブ上で歌っていて妙にキーが高く聞こえる。ソロ・ナンバーの「愛してタムレ」ではヨーデル風に…
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[No.393]『あなたと歌おう』/やもり('10)

森山良子と矢野顕子というおばさん二人が突然結成したユニット、その名も「やもり」。名前もシンプルならサウンドもシンプル。森山良子という日本のフォーク・ミュージシャンが相棒なので、矢野顕子もロック・アプローチは取らず極めて地味なサウンドに仕上げている。 このアルバムは曲順及び選曲が何しろ見事にこの二人の意図を語っている。1曲目は名刺代わり…
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[No.389]『2013:ライヴ フリクション』/フリクション('10)

レックのベース&多種エフェクターで変調したサウンドや偽ギター、ベースのループと、中村達也のドラムというたった二人だけのバンドとなったのが現在のフリクションの姿だ。この新生フリクションがライヴ・アルバムを発表した。しかもCD2枚組というヴォリュームだ。 これまでの全作品をコレクションしているファンとしては、結局ギタリストを入れずにその部…
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[No.386]『OTRL』/奥田民生('10)

一人多重録音を観客の前でやってみせ、1曲を仕上げて当日の夜にネット配信するという前代未聞のライヴ・ツアーを敢行した奥田民生。「奥田民生ひとりカンタビレ」と題して完成された10曲にプラス1曲でCD化されたのが本作『OTRL』だ。 残念ながらこのツアーにはスケジュールが合わず行けなかったのだが、CDの初回限定版にはライヴ・レコーディングの…
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[No.384]『Who Are You?』/桑名正博('76)

これは隠れた名盤とも言うべき桑名正博のファースト・ソロ・アルバム。何しろ歌が上手いというのは、変にかっこつけたり巻き舌にしたりという唱法ではなく、自然に無理なくロックを歌っているという良さなのだ。この点において、彼が日本ロック最高のヴォーカリストだった時期が確かにあったことをこのアルバムは証明している。歌い上げ過ぎるとつい演歌調に陥りが…
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[No.381]かかしのブルース/加川良('74)

「レコード・コレクターズ」2010年8月号を購入したら、特集が「日本のロック/フォーク・アルバムベスト100(60~70年代篇)」というものだった。100枚のラインナップに目を通していたら、76位の「アウト・オブ・マインド」/加川良を久しぶりに聴きたくなった。 そもそもこのアルバムを手に入れたのは、鈴木茂が結成したハックルバックの数少…
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[No.362]トゥナイト/佐野元春('84)

佐野元春のシングル曲を集めたベストCDを聴いていたら、「トゥナイト」が流れてきて得も言われぬ懐かしさを覚えた。佐野元春がニュー・ヨークで生活していた頃、NHK-FMの「サウンドストリート」もニュー・ヨークで録音されたものが放送されていた。アルバム『VISITORS』からの先行シングル曲だったと思うが、番組内でもよくかかっていたし、オープ…
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[No.351]スモーキン・ビリー/ミッシェル・ガン・エレファント('09)

『THEE MOVIE -LAST HEAVEN 031011-』をDVDで鑑賞した。ギターのアベフトシが死去したことに伴い追悼の意を込めて制作された映画だ。2003年の解散ライヴを中心にしてバンドの歴史をちょっと振り返るような構成になっている。ライヴ・シーンではロック・バンドとしての彼らのステージングを収めるというよりは、解散する彼ら…
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