「センチメンタル・レディ」ボブ・ウェルチ[No.892]

フリートウッド・マック『枯木』をアナログ盤で購入した。「センチメンタル・レディ」を聴きたいがためである。勿論ボブ・ウェルチの手になるナンバーだ。後にソロ・アルバム『フレンチ・キッス』で再レコーディングしてヒットさせた曲だ。『フレンチ・キッス』ヴァージョンよりもさらに地味な仕上がりだ。しかし,イギリス的な湿り気があるとも言える。どちらのヴ…
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『東京は夜の七時』矢野顕子 シティ・ポップ?[No.891]

先日,中古レコード市で初めて本作のアナログ盤を見つけた。長いこと探していたが,遂に見つけた。レコードの帯にこだわる人もいるが,私は特に思い入れはない。昔から帯は外していた。今回購入したアルバムは帯付きで,「豪華ミュージシャンのサポートを得て贈る”天真爛漫”矢野顕子グローバルな愛の世界!」と宣伝文句が躍っている。まあ,確かに言いえて妙。豪…
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1979年の英ロック[No.890]

前々回の記事でギャング・オブ・フォーのアンディ・ギル死去の話題を取り上げた。その際,久しぶりにアルバムを聴いたところ,発売された1979年のイギリスのロックの充実ぶりを再確認した。そこで,今回は1979年英ロック特集である。時はパンクからニュー・ウェーヴへと移行する真っ只中。続々と有望新人がデビューしている。まずは,この年にアルバム・デ…
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祝 巻上公一(ヒカシュー)大岡信賞受賞[No.889]

大岡信賞第1回受賞者に,巻上公一が選出された。これまで発表してきた楽曲の歌詞を詩集『至高の妄想』にまとめ,その歌詞及び歌唱により,言葉の力を伝え続ける活動に対して,同賞が贈られたという。一般的な話題に上ることの少ない巻上公一だけに,今回の受賞により彼及びヒカシューの作品にスポットライトが当てられる良い機会になると嬉しい。 1980…
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アンディ・ギル(ギャング・オブ・フォー)死去 [No.888]

享年64歳。ギャング・オブ・フォーのファースト・アルバム『エンターテインメント!』は,これまで何回聴いたかわからないほどだ。最近はあまり使われないのかもしれないが,リズム・ギターという言葉がある。私は若い頃からリズム・ギタリストになりたいと思い続けている。そんなギタリストの一つの理想形がアンディ・ギルだ。彼のギター・リフやカッティング・…
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麗蘭 ライヴ Everything Gonna Be Alright [No.887]

麗蘭のライヴを初めて観た。仲井戸麗市と土屋公平の2人に,ベース早川岳晴,ドラムJAH-RAHの4人体制。実にシンプルなそれでいて熱のこもった演奏。今どきソウルだ,ロックンロールだ,と言いながらただひたすらその種の音楽だけをやっている姿勢が美しい。2人の音楽愛が伝わってくるステージだった。CHABOの存在感はやはり格別である。ヴォーカルの…
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LPで聴くロックライヴ名盤[No.886]

キング・クリムゾン『USA』をアナログ盤で久しぶりに聴く。一聴して高音が詰まった抜けの悪い音質に気付く。しかし,そんなことなどお構いなしに,メンバーそれぞれのプレイの応酬に耳を奪われる。この張り詰めた空気と高レベルの演奏はただ事ではない。最後まで一気に聴いてしまった。CDでは曲を追加したり音質を補正したりしていたが,アナログ盤ならではの…
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ラッシュのニール・パート死去 [No.885]

享年67歳。脳腫瘍で闘病中だったが残念な結果に終わった。ラッシュは疑いようもなく,現役ロック・トリオの最高峰である。ニール・パートはロック・ドラマーとして最強であった。360度ドラム・セットに囲まれて独自のスタイルを作り上げた。或いはロック・ドラムの可能性を押し広げた。『R30』の映像版で彼のプレイを初めて見た時の衝撃は忘れられない。 …
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ジャーニーと言っても商業ロック以前は?[No.884]

本年もよろしくお願いいたします。さて,ハードオフではなくブックオフにたまたま立ち寄ったところ,こちらでもアナログレコードを扱っていた。しかし,歌謡曲やニューミュージック(昔はJ-Popなんて呼び方は存在しなかった)ばかり。それでもわずかに置かれていた洋楽ロックからジャーニーを発見し購入。彼らのファースト・アルバムである。内容はアメリカン…
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ザ・フー ニュー・アルバム 『フー』[No.883]

これは力の入った新譜だ。特にアナログ盤でいうところのA面に当たる前半は勢いのある楽曲が並び,演奏も力強い。最近書かれた楽曲で構成され,それぞれにこれと言った関連もないため,コンセプト・アルバムではないというとのこと。それが成功して,小難しさが感じられない。ピート・タウンゼントは,今でもこれだけすっきりとしたポップなメロディが書けるのだ。…
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ロビン・ヒッチコックとアンディ・パートリッジ [No.882]

思わず我が目を疑った奇跡のタッグ・チームの誕生だ。ロビン・ヒッチコックとアンディ・パートリッジ。言われてみれば,これまでありそうでなかったコンビである。しかし,まさかこの二人が組むとは,という驚きの方が大きい。2019年発表の『プラネット・イングランド』。4曲入り33回転の10インチアナログ盤で購入。内容は手放しで傑作とは言えないが,面…
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ポール・ウェラー アザー・アスペクツ ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・フェスティバル・ホール[No.881]

同じことを続けてやらない男,ポール・ウェラー。今回はオーケストラを従えてのライヴ。とは言え,前作『トゥルー・ミーニングス』が,彼のキャリアでは珍しいアコースティック中心のアルバムだったので,オーケストラ導入の意図は分かる。活動につながりはきちんとある。決してころころ目先を変えているわけではないのだ。 しかも,ストリングスとのセッシ…
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イエローマジックショー3 細野晴臣[No.880]

これまで2度テレビで放送されたイエローマジックショーが,細野晴臣デビュー50周年記念企画としてライヴで行われた。勿論,奥さんが宮沢りえ,おじいさんが高橋幸宏でこたつを囲んだあの家のセットをステージに上げてのコント仕立てだ。ライヴ会場であのセットを組んで移動させたり,別のシーンのセットを持ってきたりと,なかなか忙しい舞台だった。それでも,…
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ジョー・ウォルシュのソロ・アルバムはどれもよい[No.879]

先日,ジョー・ウォルシュの80年代のレコードを2枚見つけて購入した。『リバティ・ベル(自由の鐘)』『コンフェッサー(聖なる予言)』である。この2枚は初めて聴いたが,ジョー・ウォルシュのソロはどれも水準以上であることを確認した。ジェームズ・ギャングでの『ライズ・アゲイン』は勿論名盤だし,イーグルスへの貢献度も非常に高い。しかし,同時に彼の…
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仲井戸"CHABO"麗市 2019 TOUR [No.878]

ツアー・タイトルは「CHABO Route69 ⇒ SOLO ACTION」というもの。ツアーの中ではバンド・スタイルのライヴもあるが,10月後半から11月にかけてはすべてソロ・ライヴ。アコースティックギター一本で弾き語るスタイルである。そして,タイトルにあるように今年10月で69歳を迎えたということだった。彼なりにいろいろと工夫を凝ら…
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スティング 来日公演 MY SONGS[No.877]

台風19号のため,翌日に延期されたスティング公演を観た。ポリス時代からソロまでの代表作を録音し直しした『MY SONGS』と題されたアルバムを引っ提げてのライヴだった。彼のキャリアを総括するような内容だったが,ステージはこれと言ったセットもなく,巨大スクリーンもなく,スティングと若手のメンバーたちがただ演奏するだけというシンプルなものだ…
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1981年の日本のロック[No.876]

本ブログの数回前に,1975年の日本のロックは名盤揃いだった,という記事を書いた。今回はその第2弾で1981年編です。この年は言わずと知れたビッグ・ヒット・アルバムが2枚発売された。大滝詠一『ロング・バケーション』,寺尾聡『Reflections』である。その意味では,長い間音楽活動を続けてきたミュージシャンの努力が報われ日の目を見た,…
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『センチメンタル通り』はちみつぱい 大宮にて[No.875]

訳あって,さいたま市大宮に宿泊した。大宮駅東口にディスクユニオン大宮店があることを知り,翌日の午前11時開店に合わせて行ってみた。今回は時間の制約があったので,日本ロックのLPに絞って探したところ,本レコードを発見。80年代に再発された盤だが,2000円で購入できた。東京ではなかなか見つからず,あっても高価で手が出ない。それがこの値段で…
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日本のAORの始まりとは [No.874]

友人から次のような趣旨のメールが届いた。ラジオのコンサート案内で「日本AOR の第一人者稲垣潤一」という紹介がされたが,稲垣潤一ではないだろう,しかし,だとすれば日本のAOR 第一人者とは誰なのか,教えてほしい。そこで,私が思い浮かべたのは次の2人だ。鈴木茂,Char。共に1976年発表のアルバム,『ラグーン』『Char』。この2枚が日…
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クレイジーケンバンド全国ツアー[No.873]

クレイジーケンバンドTOUR PACIFIC 2019を観てきた。ニュー・アルバム『PACIFIC』を引っ提げてのライヴは,初心者でも十分に楽しめるエンターテインメント・ショーだった。何しろサービス精神に満ち溢れたステージングで,決して客を飽きさせない。あの手この手で喜ばせ,アンコールまできっちりと楽しませてくれた。横山剣のショーマンシ…
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