新譜もLPで 『Dear My Generation』南佳孝[No.947]

最近はニュー・アルバムでもアナログ盤で発売されることが多くなった。本作は2018年に発売された際CDで購入していた。ところがアナログ盤の中古を2,000円で見つけ,思わず買ってしまった。そうしたら,このLPの音がまろやかで実に良かった。現代の録音でもアナログ盤によい音で収録できることがわかってきた。そんな嬉しい一枚だ。

カヴァーの企画や再録音盤が多い近年の南佳孝だが,本作は全曲オリジナル。やはりこうでなくては。南佳孝に魅せられたスタッフが集まり,いくつかのセクションで作られた作品集という趣だ。まずは,A面B面の1曲目,B面3曲目のロック的なセクションだ。TheRenaissanceという名義で,小原礼(ベース),屋敷豪太(ドラムス)が中心だ。各面1曲目には斉藤和義が作詞で参加しギターも弾いている。さらにB-1「はないちもんめ」にはギター・ソロでCharも顔を見せている。意外にロック的な面をもっている南佳孝が力強く歌う。以前観たライヴでもこの曲をガンガンやっていたのを覚えている。

住友紀人がアレンジするセクションは歌謡曲テイストが強い。中でも太田裕美とデュエットする「トキメイテ」南佳孝の歌謡曲アプローチが全開。昭和の香りがプンプンするアイドル歌謡のようなメロディラインは明らかに太田裕美への当て書きだ。森俊之セクションはおしゃれ路線。南佳孝の一般的イメージをうまく生かしている。

そして,もう一つが井上鑑による先行シングル曲セクション。こちらはゴージャス・サウンド。「ニュアンス/熱い風」はデビュー45周年シングルとして発表された。久しぶりに作詞が来生えつこというのも話題になった。

それぞれのセクションで,南佳孝の良さを引き出すアプローチがなされた好盤である。スタッフの期待に応えるかのように,南佳孝のソングライティングが冴えている。2018,2019年頃は,まだ普通にライヴが行われていたので,本作品のライヴ演奏も楽しむことができた。南佳孝本人も作品の出来に手ごたえを感じていたようだった。そんな本作品がアナログ盤で聴けるとは有り難い限りだ。
Dear My Generation [Analog] - 南佳孝
Dear My Generation [Analog] - 南佳孝ラジオな曲たちⅡ - 南佳孝
ラジオな曲たちⅡ - 南佳孝愛を歌おう - 南佳孝&杉山清貴
愛を歌おう - 南佳孝&杉山清貴

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