『ライヴ』ジョニー・ウィンター・アンド[No.942]

手持ちのアナログ盤から,ライヴ・アルバムだけをピックアップして聴いてみる企画を実施した。レコード棚をざっと見渡し,ライヴ盤を少し引き出す。およそ150枚ほどが見つかった。気になったものから聴いていく。ライヴばかりなので気分を盛り上げるには最適だ。そんな中,ジョニー・ウィンターのライヴの熱量の高さに恐れ入った。正直,盛り上がるというより唖然とする,楽しいというよりは疲れるという体験だった。それでこそジョニー・ウィンターである。

とにかくギターを弾きすぎる。A面2曲目のブルース・ナンバーではスローに落ち着いて始まりほっとするのもつかの間,すぐに弾きまくる。休むところがない。おまけにB面ではロックンロール・メドレーまであり,ひたすら走り続ける。泳ぎ続けないと死んでしまう回遊魚のように,ギターを弾いていないと死ぬんじゃないかと思われる。とにかく落ち着きなく指が動き回る。

さらにそのギター・プレイに輪をかけて,もう一人のギタリスト,リック・デリンジャーも弾きまくる。アルバム1曲目の「グッドモーニング・リトル・スクールガール」からして,ツイン・リード状態だ。うるさいことこの上ない。音がハードだとか,演奏が速いとか,そういうことではなく,とにかくやかましい。ノイジーという意味とは全く違ううるささなのだ。

このアルバムに本気で付き合って聴いていたら,かなり体力を消耗する。おまけにそのうるささのために精神的なダメージも相当受ける。一言でいうと体に悪いライヴ盤だ。それでもまた聴きたくなるという,常習性のあるまことに厄介な代物だ。ジョニー・ウィンターには他に『キャプチャード・ライヴ』という,これまたやかましいライヴ盤がある。邦題は『狂乱のライブ』である。
Live - Winter, Johnny
Live - Winter, Johnnyジョニー・ウィンター・アンド(期間生産限定盤) - ジョニー・ウィンター
ジョニー・ウィンター・アンド(期間生産限定盤) - ジョニー・ウィンターCaptured Live - Winter, Johnny
Captured Live - Winter, Johnny

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