キッス『ダブル・プラチナム』初のベスト・アルバム[No.940]

キッスのベスト盤は多数発売されている。『ダブル・プラチナム』は1978年に初めてリリースされたベスト・アルバムである。タイトル通り2枚組で,プラチナを模した銀に輝くジャケット。初期の代表曲が網羅されている。CDでは持っていたが今回LPで購入。久しぶりに彼らの代表曲をスタジオ録音で聴いてみた。というのは,日常的にキッスを聴く場合,『アライヴ』シリーズか,ライヴ映像などライヴ演奏ばかりだったからだ。さて,キッスのスタジオ録音はどうだろう。

やはりパッと聴くとちょっともの足りない印象だ。ライヴ特有の熱さや会場の雰囲気がないと,なにやらあっさりしているように聴こえる。しかし,よく聴くと作りの確かさを感じる。彼らのファースト・アルバムを聴くと録音のショボさが気になるところがあるが,このベスト盤ではうまくリミックスしているようだ。それぞれのアルバムからの曲がアトランダムに並んでいても,さほど録音の違いは感じさせない。音に統一感があるため,よくできていると思わせる作品に仕上がっている。

それにしても,初期の曲はどれもリフが良い。ロック=リフという意見があるのも納得である。キッスの場合は英国ロックからの影響が大きい。レッド・ツェッペリン,ディープ・パープル,ザ・フーなどのバンドへのリスペクトを感じさせる。それがリフに表れているのだ。それどころか,そもそものバンドのコンセプトがビートルズなのだから,ブリティッシュ・ロック・テイストがにじみ出るのも当然のことか。

この時期までの楽曲がライヴの定番曲になっていることを改めて感じさせるベスト盤だ。ここに入っている20曲で十分ライヴが成り立つ。そう考えると,何ということだ,結局普段よく聴く『アライヴ』シリーズと選曲は大して変わっていないではないか。慣れ親しんだ曲をスタジオ録音で聴いただけのことだったのだ。つまり,良いアルバムに決まっているのだ。
ダブル・プラチナム - キッス
ダブル・プラチナム - キッスアライヴ!~地獄の狂獣 - キッス
アライヴ!~地獄の狂獣 - キッスアライヴII(SHM-CD) - KISS
アライヴII(SHM-CD) - KISS

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