意外な佳作『エモーショナル・レスキュー』ザ・ローリング・ストーンズ[No.937]

久々にディスカウントストアで3枚500円の投げ売りレコードを発見した。RONINというバンドのレコードが欲しかったので,数合わせに手に取った一枚が『エモーショナル・レスキュー』。ベスト盤で聴いたタイトル曲しか知らない。ミック・ジャガーがファルセットで歌っている曲だ。ともかく安く手に入るのだから『RONIN』,ホール&オーツ『ビッグ・バン・ブーン』とセットで購入した。ところが聴いてびっくり,『エモーショナル・レスキュー』が面白い。意外な佳作だ。

本作はバハマのコンパス・ポイント・スタジオでのセッションを経て,パリのパテ・マルコーニ・スタジオで完成させた作品。1980年という時代を受けてファンクやレゲエを取り入れたり,音数を減らして空間を生かしたミックスをしたりと,ニュー・ウェーヴのバンドを横目にして仕上げた印象だ。曲ごとにスタイルが変わり,聴いていて飽きない。70年代のストーンズを期待するとあれっ,となる曲もあるが,私のように熱心なファンではない者にとってはむしろ興味深い曲が並んでいる。

時代への目配せは忘れないが,よく聴けば出来上がっている曲はどれもストーンズそのものである。タイトル曲のヴォーカルの印象が強いため,ストーンズ・スタイルから離れていると思われたアルバムかもしれない。しかし,そこはどっこいストーンズなのである。マリアッチ風なトランペットまで入る「インディアン・ガール」ですら,どう聴いてもストーンズでしかない。ストーンズは何をやってもストーンズなのである。

チャートの成績を調べたら英米ともに1位を獲得していた。勝手に地味なレコードと思い込んでいたが堂々たる作品だった。それもまたストーンズらしいのだ。
エモーショナル・レスキュー(紙ジャケット仕様) - ザ・ローリング・ストーンズ
エモーショナル・レスキュー(紙ジャケット仕様) - ザ・ローリング・ストーンズ女たち - ザ・ローリング・ストーンズ
女たち - ザ・ローリング・ストーンズ刺青の男(紙ジャケット仕様) - ザ・ローリング・ストーンズ
刺青の男(紙ジャケット仕様) - ザ・ローリング・ストーンズ


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