スタジオ盤より活きが良い 忌野清志郎のソロ・ライブ[No.905]
RCサクセションと並行して行われた忌野清志郎のソロ活動。初ソロ作はイギリス録音の『RAZOR SHARP』。イアン・デューリーのバック・バンドであるザ・ブロックヘッズをバックに録音した快作だった。その後、凱旋帰国ライヴとの触れ込みで「ライヴ・イン・ジャパン」を名乗るコンサートが行われ、ライヴ録音盤『HAPPY HEADS』が発売された。これが『RAZOR SHARP』を凌ぐ非常に気合の入った傑作になった。
スタジオ盤以上に溌溂した演奏に流石はブロックヘッズだと感心させられる。タイトなリズム隊がバンドを推進させる。ギターもキーボードも楽しげだし、ホーンが何しろ明快なプレイだ。これらの演奏の録音がまたいい。ライヴの空気感をとらえながら、各楽器の分離もよく聴きやすいという素晴らしい仕事だ。
主役の忌野清志郎の紹介が最後になってしまった。ブロックヘッズという強者ミュージシャン集団を従えても、まったくいつも通りのステージングを見せる清志郎にはただただ感心させられる。自身の作品は新曲も昔の曲(「僕の好きな先生'87」)もどれも充実している。カヴァー曲が「ルビー・チューズデイ」「スタンド・バイ・ミー」という分かりやすい選曲。日本人向けにということか。どんな曲でも、いつも通りの清志郎で、変な気負いもなく、しかし十分に熱いパフォーマンスだ。彼はいつも、何をやっても、清志郎のままなのだ。本作の成功が忌野清志郎にソロ活動の道筋をつけたといえるだろう。

HAPPY HEADS(紙ジャケット仕様) - 忌野清志郎
RAZOR SHARP - 忌野清志郎
New Boots & Panties (+Lp) - Ian Dury & Blockheads![Do It Yourself -Annivers- [Analog] - Ian Dury & the Blockhead](https://m.media-amazon.com/images/I/51FSGVDmzYL.jpg)
Do It Yourself -Annivers- [Analog] - Ian Dury & the Blockhead
スタジオ盤以上に溌溂した演奏に流石はブロックヘッズだと感心させられる。タイトなリズム隊がバンドを推進させる。ギターもキーボードも楽しげだし、ホーンが何しろ明快なプレイだ。これらの演奏の録音がまたいい。ライヴの空気感をとらえながら、各楽器の分離もよく聴きやすいという素晴らしい仕事だ。
主役の忌野清志郎の紹介が最後になってしまった。ブロックヘッズという強者ミュージシャン集団を従えても、まったくいつも通りのステージングを見せる清志郎にはただただ感心させられる。自身の作品は新曲も昔の曲(「僕の好きな先生'87」)もどれも充実している。カヴァー曲が「ルビー・チューズデイ」「スタンド・バイ・ミー」という分かりやすい選曲。日本人向けにということか。どんな曲でも、いつも通りの清志郎で、変な気負いもなく、しかし十分に熱いパフォーマンスだ。彼はいつも、何をやっても、清志郎のままなのだ。本作の成功が忌野清志郎にソロ活動の道筋をつけたといえるだろう。

HAPPY HEADS(紙ジャケット仕様) - 忌野清志郎

RAZOR SHARP - 忌野清志郎

New Boots & Panties (+Lp) - Ian Dury & Blockheads
![Do It Yourself -Annivers- [Analog] - Ian Dury & the Blockhead](https://m.media-amazon.com/images/I/51FSGVDmzYL.jpg)
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