これぞロックなミュージシャン ロリー・ギャラガー[No.904]

いろいろ考えてみたが、最もロックなシンガーソングライター&ギタリストはロリー・ギャラガーではないか。常に自身のバンドとともにレコーディングとライヴを行っている点においても、実にロックを体現している。なおかつ、およそ駄作がないというのも驚異的だ。曲が書けて歌えてギターも弾けるまさしくロックな男だ。

テイスト解散後、ソロとしてデビューしてからのロリー・ギャラガーのほとんどのアルバムをアナログ盤で集めてきた。どれもが魅力的で、一度レコードに針を落とすといつまでも聴いていたいと思わせる充実ぶりだ。バンドの編成は3人だったり4人だったりするが、どちらであってもその編成の特徴を生かした演奏を聴かせてくれる。キーボードが入ることで演奏の幅が広がった『いれずみの女』に代表される中期の作品の充実ぶりは言わずもがな、『トップ・プライオリティ』に代表される3人編成に戻った時期にはすさまじい疾走感でスリー・ピース・バンドの良さがさく裂している。

ライヴ盤でも彼の魅力は存分に発揮されている。日本盤のレコードのライナーノーツでは、彼のスタジオ録音はライヴを超えることができないとまで書いているライターもいるくらいだ。決してそうだとは思わないが、ライヴが魅力的であることは事実である。彼のライヴ・パフォーマンスの確かさと迸るエネルギーには、すっかりやられてしまう。

さらに加えるならば、彼の人柄とヴィジュアルだ。チェック柄のシャツに塗装の禿げたストラトキャスターがお馴染みのスタイルだ。その飾り気のなさ、スターダムにのし上がることよりも良い演奏をすること、良いレコードを作ることに向かう姿勢は、ある意味で非常にロック的なものの考え方である。職人的とも言えるが、とてもその言葉では済まないパワフルなプレイとヴォーカルが彼の存在そのものがロックであるゆえんだ。

ロック・ギタリストとしては勢いに満ちたエレキギターでもプレイも、アコースティック・ギターでの見事な演奏もどちらも一級品である。ヴォーカリストとしては歌い方と歌声から実直な人柄が伝わってくる。やはり彼こそが最もロックなシンガーソングライター&ギタリストの座にふさわしい。バンドではなく個人名義なのが大事なところだ。真にロックなバンドは数多いが、真にロックなシンガーソングライター&ギタリストという個人はそう多くはないかもしれない。彼がその最高峰であることは間違いない。ちなみに名字の発音は「ギャラハー」が母国語に近い。
TATTOO / REMASTERED 2011 - GALLAGHER, RORY
TATTOO / REMASTERED 2011 - GALLAGHER, RORYTOP PRIORITY - GALLAGHER, RORY
TOP PRIORITY - GALLAGHER, RORYライヴ・イン・アイルランド - ロリー・ギャラガー
ライヴ・イン・アイルランド - ロリー・ギャラガー

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