『ラーク』リンダ・ルイス[No.894]

この傑作をついにアナログ盤で購入。リンダ・ルイスといえばやはりこの一枚。というより,これしか聴いたことがない。たぶん,このアルバムがあればそれでよいのだろう。そう思わせる作品だ。リンダ・ルイスは英国の黒人シンガーソングライターで,本作は1972年の発表。他に類を見ない個性的なアルバムだ。

英国の女性黒人シンガーソングライターというだけで,まず稀有な存在だ。よって,本人にそんな意識はないだろうが,カテゴライズされることを拒むような立ち位置だと言える。例えば,ブラック・ミュージックのガイドブックにはほとんど載らない。ではシンガーソングライター系の分類では,黒人ということでやはり選ばれない。それにも関わらず,昔から傑作として知られているのは,やはり彼女の独特な個性ゆえだろう。

全体はフォーク調に聴こえるが,それは白人がバックについているからだろう。曲によってはゴスペル調もあり,彼女のルーツを伝えている。一方で女の子か? と思わせるほど可憐な歌声も聴かせる。その振れ幅の大きさがユニークだ。しかも5オクターブの歌声の持ち主と伝えられている。まったく驚くばかりである。

バックの演奏が曲に合わせて実に過不足なく的確である。当時の夫であるジム・クリーガンと自身の共同プロデュースなので,両者のねらいが一致していたのだろう。ヴォーカル良し,演奏良し,言うことなし。
ラーク<Free Soul SHM-CD Collection> - リンダ・ルイス
ラーク<Free Soul SHM-CD Collection> - リンダ・ルイス

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