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zoom RSS 『洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑 Vol.3 1978-1985』 [No.782]

<<   作成日時 : 2017/02/19 16:10   >>

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待っていた一冊がついに発売。しかし,1985年までで区切り,本シリーズは終了とのこと。日本編は89年までだったのに何故? という疑問については後書きで説明されている。それによると,「しかし、この後,LP以上にCDが売れるようになり,ビートルズ作品のCD化に象徴されるように,CD再発ものが英米のチャートの上位に顔を出すなど,洋楽と邦楽では事情が異なる」そうだ。

私の疑問は,1986年ごろにはレコードよりもCDが主流になっていたのか? という点だ。私自身は,新譜に関しては1989年まではレコードで購入していた。しかし,その頃はCDをフォーマットとする方が確実に主流だった。レコードがほしくて,我慢して買っていた1989年に,エルヴィス・コステロ『スパイク』が出た。レコードには収録しきれない曲がCDには入っていた。アルバムの流れとしては,CDの曲順がコステロの意図するところだったのもわかっていた。さらに,XTC『オレンジズ・アンド・レモンズ』も出た。レコードでは2枚組になっていたが,片面に3〜4曲という割り振りは,不自然に少なく思えた。やむを得ず,レコード2枚に分けたという印象だった。レコードに固執するのはこの年が限界だった。

ところで,1986年である。果たしてレコードよりもCDが主になっていたのだろうか。調べてみると,ピーター・ゲイブリエル『SO』の年だ。レコードかCDか? 判断が付かない。ポール・サイモン『グレイスランド』。これはLPで聴いたのだが,CDも普通にあった気がする。ジョー・ジャクソン『ビッグ・ワールド』。これはレコードだ。D面に溝がなくツルツルだった。ということは,CDの収録を想定した分量だったのだろうか? LPよりは長いが2枚組までいかないくらいの。ザ・キュアー『ステアリング・アット・ザ・シー ザ・シングルズ』。これはCDの方が収録曲が多いことが売りのベスト盤だった。確かにCDに移行していることがわかる。パブリック・イメージ・リミテッド『アルバム』。CDは『コンパクト・ディスク』というタイトルだった。そして,日本から南佳孝『ラスト・ピクチャー・ショー』。これは,はっきりとCDの方が曲が多い,と打ち出していた。日本人アーティストでもそうなのだ。これらのことから,1986年からCDという説に信憑性が出てきた。

最後に本書の宣伝をしよう。基本的に,ある程度の売り上げを記録したアルバムを年代別に収録している。したがってジャンルを超えて,その年の全体像がつかめる。互いの影響関係も見えてくる。どんな作品も横並びという平等性が,本書を格別なものにしている。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
やっぱりギニーさんも手に入れましたね。俺はこれからだけど、78年〜85年辺りというのは、新旧譜問わず一番レコードを買っていた時期です。確かにCDモ80年代出てきましたが、あえてレコードで入手出来るものはレコードを買っていました。
60年代後半〜70年代が一番愛着のある俺ですが、リアルタイムで新譜のレコードを一番買っていたのがこの時期なので、この本はちょっと気恥ずかしいですが正に青春の記録という感じです。手に入れてからネ俺も記事にしたいと思います。
シュガー・シェイカー
2017/02/20 17:28
最後にアナログレコードで買った新譜のアルバムが思い出せない。'86年一人暮らしを始めるに際し購入したミニコンポはCD化を促進するソニー製だったこともあろうがレコードプレイヤーがオプションだった。勿論'86年ではまだ音楽媒体の主流は明らかにレコードだった(と、記憶してるんだが)ので当然プレイヤー購入。一方で翌'87年にはイエスの「ビッグジェネレーター」をCDで購入していた。最後に購入したアナログアルバムは案外、板倉文が手掛けた「うる星やつら4」のサントラあたりかもしれない。
偉大なる詐欺師
2017/02/21 22:42
シュガー・シェイカーさん,blogで紹介してくれていましたが,一体どれだけレコードを持っているのでしょうか。驚くばかりです。
ギニー・イン・ユア・ルーム
2017/02/26 13:37
偉大なる詐欺師さん,私が最初に購入したCDはザ・ジャムのベスト盤。最後の新作アナログ盤は不明ながら,最後の新人アーティストのアナログ盤はストーン・ローゼスのファーストですね。ちなみに,最近買ったレコードは,南佳孝『摩天楼のヒロイン』です。
ギニー・イン・ユア・ルーム
2017/02/26 13:41

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