[No.777]『レディース・アンド・ジェントルメン』/バングルス
Ladies and Gentlemen... the Bangles
1981~1983年頃のバングルスの録音をまとめた好企画。特に,5曲入りEPだった『Bangles』の音源がCD化されたのが大きい。友人が購入したそのEPを録音してもらって聴いていた身としては,やっと手に入ったという思いだ。もちろん,アナログ盤があれば一番いいのだが,それはよしとしよう。「マニック・マンデイ」ヒット以前の彼女たちが,どれだけガレージなバンドだったのかが良く分かるCDだ。
冒頭の3曲は,The Bangs 名義の録音で,スザンナ・ホフスとピーターソン姉妹のトリオ編成。ガレージ感満載の1曲目はハードなインスト。続く2,3曲目でポップな側面を出してくる。そして,4曲目からが前述の5曲入りEPの楽曲。「The Real World」「I'm In Line」の2曲が特に素晴らしい。サイケ・ガレージと呼びたくなるサウンドには,『リボルバー』期のビートルズの影響が色濃く,なおかつポップでもある。さらに,簡潔ながらも疾走感にあふれた好演だ。
他には,デモ音源やライヴ音源が収録され,ポール・リヴィア&レイダーズやラヴのカバー曲なども含まれる。どのナンバーも見事なガレージ・パンクである。聴く側としては,この熱いバンド・サウンドは魅力的だ。しかし,この路線だけでは,後の大ヒットはなかっただろうとも思われる。プリンスが提供してくれた「マニック・マンデイ」のおかげでヒット・チャートに上るようになった彼女たちだが,このガレージ期があったことを忘れてはいけない。
1981~1983年頃のバングルスの録音をまとめた好企画。特に,5曲入りEPだった『Bangles』の音源がCD化されたのが大きい。友人が購入したそのEPを録音してもらって聴いていた身としては,やっと手に入ったという思いだ。もちろん,アナログ盤があれば一番いいのだが,それはよしとしよう。「マニック・マンデイ」ヒット以前の彼女たちが,どれだけガレージなバンドだったのかが良く分かるCDだ。
冒頭の3曲は,The Bangs 名義の録音で,スザンナ・ホフスとピーターソン姉妹のトリオ編成。ガレージ感満載の1曲目はハードなインスト。続く2,3曲目でポップな側面を出してくる。そして,4曲目からが前述の5曲入りEPの楽曲。「The Real World」「I'm In Line」の2曲が特に素晴らしい。サイケ・ガレージと呼びたくなるサウンドには,『リボルバー』期のビートルズの影響が色濃く,なおかつポップでもある。さらに,簡潔ながらも疾走感にあふれた好演だ。
他には,デモ音源やライヴ音源が収録され,ポール・リヴィア&レイダーズやラヴのカバー曲なども含まれる。どのナンバーも見事なガレージ・パンクである。聴く側としては,この熱いバンド・サウンドは魅力的だ。しかし,この路線だけでは,後の大ヒットはなかっただろうとも思われる。プリンスが提供してくれた「マニック・マンデイ」のおかげでヒット・チャートに上るようになった彼女たちだが,このガレージ期があったことを忘れてはいけない。
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