[No.679]『スモーキング・アット・ジ・エッジズ』/ハイウェイ('74)

Smoking At The Edges/Highway('74)
ハード・ロックだと思って最近発注したのだが,届いてみたら所謂ブリティッシュ・スワンプというべき内容だった。初めて聴くバンドだが,アメリカ音楽への憧れがストレートに表されていて好感が持てる。ヴォーカリストはちょっとかすれ気味の声で力を込めてきちんと歌っているのがよい。ギタリストはフランキー・ミラーの作品に参加していたそうで,音楽性は似通っている。

何と言っても1曲目「ノー・ニード・トゥ・ラン」だ。タイトルに反して,後半に向けてどんどん加速し疾走感のあるナンバーで,何とスモール・フェイセスとの共演で知られる女性ヴォーカリスト,P.P.アーノルドが参加している。ヴォーカルのジョン・エルスターと掛け合いながら,楽曲を盛り上げていく。この曲をたまたま聴いて購入を決めたのだが,それだけの説得力がある。

メンバーにキーボード奏者がいることから,ピアノやエレピをバックにじっくりと歌い上げる「ベター・タイムス」「クアントリルズ・メン」のようなナンバーもできる。一方でリズミックなギター・カッティングやスライド・ギターで軽快に跳ねる「ヘヴンズ・エンド」「セル・ブロック 4」のようなタイプの曲もある。

ニュー・オーリンズ・R&B風の「アンナ・リー」などは,バンドのアメリカ志向が分かりやすく表れている。カントリー・ミュージックへの憧れそのまんまの「ドント・ターン・ユア・ライト・オン」などは微笑ましいくらいだ。ザ・バンド~ライ・クーダーともいうべき「ナチュラル・ボーン・ガン」も良い雰囲気だ。

最後の曲「ワン・サッド・ソング」は,キーボードでしっとりと始まり,スロー・テンポでじわじわ盛り上げていく。後半エレキ・ギターが鳴り,さらに興奮を高めアルバムの終わりに深い印象を残す。

まだまだブリティッシュ・ロックには聴くべきアーティストが多数残っていることを痛感させられた1枚だった。驚いたことに日本盤が出ていたことを今知った。

スモーキング・アット・ジ・エッジズ(生産限定紙ジャケット仕様)
ヴィヴィド・サウンド
2013-03-20
ハイウェイ

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Frankie Miller Thats Who! the Complete Chrysalis
EMI Import
2011-05-02
Frankie Miller

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ファースト・レディ・オブ・イミディエイト+3(K2HD/紙ジャケット仕様)
ビクターエンタテインメント
2006-09-06
P.P.アーノルド

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この記事へのコメント

2014年08月13日 10:15
あちゃ~、先超されたなぁ・・・。これ気になっていました。国内盤で注文予定!!
2014年08月16日 14:24
輸入盤ですが,紙ジャケは紙の質にも気を配っていたので,日本盤はさらに上質なのではないでしょうか。
2014年08月25日 16:20
これ同時発売のファーストと一緒にゲットしましたが、セカンドの方が圧倒的にいいですね。ジョン・エルスターのボーカルもリトル・ロッドみたいな味わいもあるし、p.pアーノルドとの相性もバッチリ!レイ・ミーネットのギターもなかなか。一発で気に入りました。(イギリスの中のアメリカって感じには抵抗できません!)

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