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zoom RSS [No.637]『ルーファス・フューチャリング・チャカ・カーン』('75)

<<   作成日時 : 2013/10/14 10:16   >>

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Rufus Featuring Chaka Khan('75)
先日たまたま,チャカ・カーンが80年代にヒットさせた「アイ・フィール・フォア・ユー」をたぶん10数年ぶりで聴いた。プリンスのカヴァー曲で,「チャカ・カーン,チャカ・カーン」というラップで始まるあの曲だ。そのイントロが気恥ずかしくもあり,時代を感じさせ懐かしくもあり,さらにチャカ・カーン本人のヴォーカリストとしての力も思い出した。しかし,チャカ・カーンなら70年代だろう,と思い本作を聴いてみた。

チャカ・カーンの歌声にはやはりゴスペルからの影響がうっすらとだが感じられる。その上であのやや過剰とも思える張りのある高音を出しているので嫌みではない。基本的な歌唱能力が高いのだ。そして,この時期は何しろバックのルーファスの演奏が抜群である。実にファンキーで格好良いリズム隊がバシバシ決める。スラップ・ベースもギターのカッティングも魅力的だ。キーボード・プレイヤーもクラヴィネットを使って,メンバー総出でリズムを奏でる様はルーファスというバンドのあり方をよく示している。曲によって入るホーン・セクション(タワー・オブ・パワー)もストリングスも決して出過ぎず,バンド4人の演奏を盛り立てるのがよい。

例えば79年にルーファス&チャカ・カーン名義で出した『マスタージャム』も傑作とされているが,いかんせんお洒落度が上がってしまい洗練された音作りが逆にもの足りなくなる。クインシー・ジョーンズのプロデュースの影響だろうが,同時期にマイケル・ジャクソン『オフ・ザ・ウォール』を作っていることから,おのずとそうした綺麗な音へと向かっていたわけだ。『マスタージャム』に比べれば,ずっと泥臭いファンクをやっていた75年頃の方がチャカ・カーン本人の魅力がよく引き出されている。勿論,80年代のソロでヒットしていた頃よりも格段に。

代表曲は「ダンス・ウィズ・ミー」だろう。細かく刻むリズムが気持ちを高揚させる。ここにはホーン・セクションもストリングスもないが,メンバーの演奏だけで全く不足感はない。むしろバンドの力を堪能できる傑作だ。こんな強力なバッキングに支えられて歌うチャカ・カーンはさぞかし満足だったことだろう。

Rufus Featuring Chaka Khan
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コメント(2件)

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チャカ・カーンなら70年代!!正に同感!! チャカに独立されてしまったルーファスもその後泣かず飛ばずで、共倒れしてしまったという感じでしたね。あと【マスター・ジャム】については俺もがっかりした記憶があります・・・というか、ルーファスの良さが全然いかされていないアルバム。ルーファスならこれとか、【アスク・ルーファス】の辺りが頂点じゃないかな。チャカ在籍のラストのライヴ【サボイでストンプ】はまあよかったけど・・・。
シュガー・シェイカー
2013/10/14 10:26
チャカ・カーンというアーティストの良さは,生々しいくらいのガツンと来る歌いッぷりにあると思います。その良さを引き出すのは人力の熱い演奏でしょう。結果,70年代のチャカ・カーンが一番という分かりやすい結論に落ち着くのでしょう。
ギニー・イン・ユア・ルーム
2013/10/14 18:57

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