[No.625]『25・オクロック』/デュークス・オブ・ストラトスフィア(XTC)('85)

25 O'clock/XTC as The Dukes Of Stratosphear('85)
XTCによる変名バンド,デュークス・オブ・ストラトスフィアのデビュー盤。実は発売当時にアナログ盤で買い逃していて,今回たまたまCDショップでリマスター盤を発見して購入した。セカンド・アルバム『ソニック・サンスポット』はアナログ単体で持っていたし,CDでは2枚を合わせて1枚にした形で発売されていた。したがって『25・オクロック』だけでCDとして発売されたのは初めてなのだろうか。クレジットは2009年となっていて,実はとっくに出ていたのだった。

ブックレット型というのか,詳細なライナーノーツが綴じ込まれているスタイルで,アナログ盤のアートワークがふんだんに盛り込まれている。とりあえず,無駄に派手でインチキなサイケ調のジャケットが手に入ったので満足だ。音もマスターされ,肝となる太いベースがよくうねるし,ノイジーなギターやキーボードもキラキラしている。改めて聴いても,XTCがガレージ・サイケへの偏愛ぶりを発揮した様子が分かるし,何より冗談音楽というには取り組み具合が本気すぎる。当時は6曲入りミニ・アルバム・スタイルだったのが,このプロジェクトにちょうど良い分量だったことも分かる。

今回のCD化では,XTCお得意(アンディ・パートリッジお得意)のデモ音源収録がセールス・ポイント。しかし,デモ・テープは発表を前提にしたものではないので,正直に言って面白くはないし,興味はない。それでも「Nicely Nicely Jane」「Susan Revolving」という2曲の弾き語りがあり,未発表曲として楽しめる。曲の良さが際立つ。

アルバム未収録曲が3曲あり,中でも「Once A Can Of Human Beans」はポップな名曲だ。次作『ソニック・サンスポット』につながる明るい曲調はそれだけで嬉しくなる。何かのチャリティ・アルバムに収録されたらしく,当時そういう音源があると聞いたことがあり,それから25年を越え今初めて耳にしている。デュークス名義ではあるが,これはXTCの未発表音源として聴いてもいいだろう。

25 O'Clock (W/Book)
Ape
2009-04-14
Dukes of Stratosphear

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 25 O'Clock (W/Book) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ノエルかえる
2013年08月04日 10:26
こんにちわ、XTC ファンです。
APE house 版の『25オクロック』、楽しまれたようで何よりです。
「Once A Can Of Human Beans」は、スティーブ・サマーセットさんの企画のチャリティー・アルバムの為の曲です。
2003年です。

『Psonic Psunspot』のリマスターも、同時にリリースされました。こちらには、ユーロスターのCM 用に作られた「Tin Toy Clockwork Train」が入っています。2008年。

では
2013年08月04日 14:15
ノエルかえるさん,コメントありがとうございます。かなりのXTC通とお見受けしました。しばらく遠ざかっていましたが,久しぶりに『ドラムス・アンド・ワイヤーズ』を聴いてギター2本の絡みが素晴らしかった頃のXTCに感心していたところ,本作を見つけて購入しました。また何かありましたら,コメントをよろしくお願いします。

この記事へのトラックバック