[No.591]『スタンズ・フォー・デシベルズ』/dB's('81)

Stands For Decibels/The dB's('81)
学生時代に出会っていたら間違いなく夢中になっていたであろうニュー・ウェーヴ・サウンドを聴かせるdB's。今回初めて聴いたが、ちょっと歪んだ感覚で爽やかなギター・ポップ・サウンドあり、ファンク~アフリカン・リズムを取り入れた当時の先鋭的なサウンドあり、ブンチャカブンチャカいうビートルズ風ありと、ヴァラエティに富んだ内容はいかにもニュー・ウェーヴ的。とは言えアメリカのバンド故、フィーリーズ、トーキング・ヘッズの隣、カーズ、ブロンディからは少し離れた辺りの位置だったのだろうか。

基本はギター・バンドで、ファースト・アルバムということもあり荒々しさも残っているのが魅力的だ。やりたいことをそのままぱっと出したようなサウンド・プロダクションは正解だ。アメリカのバンドながら楽曲やアレンジから、ブリティッシュ・ロックの影響の大きさが伺える。2曲目にちょっとだけ入るブリティッシュ・ビート・バンドを彷彿とさせるオルガンの音色、もろに中期ビートルズな3曲目、ゾンビーズ辺りを連想させるメロディ・ラインから展開していく9曲目など、あちらこちらにイギリスらしさが感じ取られる。

人脈的にはR.E.M.とのつながりがあり、R.E.M.をプロデュースすることになるミッチ・イースターがオリジナル・メンバーとして前のバンドに在籍していた。dB'sとしては4人組で活動する時にはすでにバンドを離れていたので、本作の録音にはかかわっていない。と調べて書いてはいるもののR.E.M.のファンではないので余りよく分からない話だ。

インディらしい無駄な装飾のないサウンドは潔い。これをスカスカで素人くさいと言う人もいるだろうが、このサウンドにこそロックの心意気を感じてもらいたい一枚だ。

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この記事へのコメント

2013年01月20日 14:54
dB's良いですね。フィリーズも好きですが、よりロケンローな感じが好きです。もっとも、これじゃなくて別のアルバム一枚しか持っていないですが・・・(汗!!)
2013年01月23日 19:18
私もこれ1枚だけなので、次はセカンド・アルバムがいいのではないかと思っています。今度探してみます。

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