[No.276]Christine/Siouxsie And The Banshees('80)

4月半ばとは思えない不自然なくらいの暖かさが続いている。日中の太陽の下では暑いとすら感じてしまう。異常気象と呼んで差し支えないだろう。さらに暑さがこもる車内でクイーン+ポール・ロジャーズのライヴを聴いてしまったのは失敗だった。もう暑苦しいのなんの。いや、とてもいいライヴ盤だとは思うが。やはりシチュエーションというものはある。まして毎日暑いのではなく、急に暑くなってきて体がまだ対応しきれていない状況だけに、ポール・ロジャーズの暑い歌声、ブライアン・メイの暑くて厚いギターは辛いものがある。
以前、学生時代には夏といえばよく聴いていたイメージがあるアーティストについて書いた気がするが、それらはいずれもイギリス・ニュー・ウェーヴものばかりで、ロンドンやダブリンの寒々とした雰囲気を醸し出していた。エコー・アンド・ザ・バニーメン、初期U2ベン・ワットのソロなどなど。涼を求めてその辺を聴いてみようと思いCD棚を探したところ、スージー・アンド・ザ・バンシーズが出てきたのでまさしくこの路線だということで今聴いている。
ファーストとサードを持っているが今日はサードで。というのは、この「クリスティーン」という曲がほしくて買った一枚だったなあと思い出したから。イギリス・ニュー・ウェーヴものの編集盤CDを友達に借りたときにこの曲が入っていて妙に気になったのだった。
改めて聴き直してみると、なるほどイントロのアコースティック・ギターのコードといい、同音を連続で淡々と弾くベース・ラインといい、スネアの高めの音色に時折入るハイハットの鋭い音といい、これは涼しい1曲だ。スージー・スーのヴォーカルはダブル・トラックで物憂げに始まり、途中のコーラスを挟み、ラストに向かうとやや盛り上がりを見せるが決してシャウトとまではいかない。間奏のオルゴールみたいな音色のキーボードもキンキンしていて風鈴のように涼しげだ。
今聴いてみてポイントはアコースティック・ギターにあることが分かった。この時期のニュー・ウェーヴものでこのように巧みにアコースティック・ギターを取り入れている楽曲は少ないのだ。それが初めて聴いたときに気になった理由だったのだ。
このタイプの音楽としての比較対象は、これもやはり初期のザ・キュアーであろう。しかも一時期ザ・キュアーロバート・スミススージー・アンド・ザ・バンシーズのギタリストとしても参加したことがあった。お互いの影響関係も大きかったと思われる。
このアルバム以降の80年代の作品も聴いてみようかという気になってきた。どのアルバムを聴いたらよいものか、どなたかアドバイスをもらえたら幸いです。よろしく。

Kaleidoscope
Universal
2007-01-29
Siouxsie and the Banshees

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