[No.189]Mirror In The Bathroom/The Beat('80)

2トーン・レーベルからシングルを出してデビューした後、アリスタからアルバムを発表したということらしいが、私の持っているCDはアメリカ盤でI..R.S.から出ている。懐かしいレーベルだ、I..R.S.。80年代にはよく見かけたなあ。
さて、ザ・ビートはそのスタートからしてブリティッシュ・スカ・リバイバルもので、スペシャルズ、セレクターなどに通じるサウンドなのだが、こちらはより幅のある音楽性だ。スピード感のあるスカあり、ダブの影響を受けたアレンジの曲あり、ゆったりとしたレゲエあり、ラテン風木琴あり、さらにスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズのカヴァー(’ティアーズ・オブ・クラウン’)まであるのがポイント高し。おまけに1曲だけザ・バーズ風のギター・ポップもやっている。といって散漫な感じはなく全体に統一感があるのは、プロデュースが優れているからだろう(プロデューサーはボブ・サージェント)。
ザ・ビートは黒人白人混合の6人組で、アルバムを3枚発表して解散、その後メンバーはジェネラル・パブリックファイン・ヤング・カニバルズを結成している。そんな時代でしたな。
で、アルバムとしては私はスペシャルズよりもこちらが好きだ。どの曲もアレンジが緻密なのだが印象は軽く聴きやすいサウンドだ。この手のバンドの場合、ギターのカッティングが、 ”ンキャッキャッキャッキャッ”と繰り返すパターンが多いのだが、ザ・ビートの場合は1曲ごとに様々なパターンのカッティングなので、単調さを感じないのだ。これはこの手のバンドにとっては実に意味のあることで、その辺が他のバンドとの違いの要因となっている。
このアルバムを聴いていると楽しい気分になって、セレクターも聴こうかなあと思うのだが、スペシャルズはまたちょっと違うのだよなあ。この辺の違いはしかし大きい。スペシャルズはやっぱりパンクからの延長で聴きたくなる方だ。ザ・ビートセレクターはレゲエあるいはポップ側から聴きたくなる音楽だ。

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