So White And So Funky/Tom Scott('81)
「LPをCD化してほしい」と妻が知人から頼まれ、数枚のアルバムを持ち帰ってきた。どれもまるで知らないアーティストばかりだ。
まずはその第1弾として、トム・スコットというミュージシャンのライヴ・アルバムをかけてみた。20数年前の日本盤で、ライナーノーツには「”フュージョンのメッカ”=ニューヨークの”ボトム・ライン”を熱狂の渦と化したトム・スコットの初のライブ・アルバム!」という見出しがのっている。で、実際に聴いてみると、トム・スコットという人はサックス・プレイヤーで、軽いファンキーなバックの演奏に乗って気持ちよさそうにサックスを吹いている。渡辺貞夫ってこんな感じだったのかな、とよくわからないながらに連想してみた。いずれにせよ、後期ソフト・マシーンなどプログレからフュージョンに向かったミュージシャンの引き締まった緊張感あふれる演奏に慣れた耳には、これでは物足りない。テクニックも十分過ぎるほどあり、バックの演奏は実に格好いい洗練されたファンクだ。しかし、肝心のトム・スコットのサックスが滑らかすぎてメロディが分かり易すぎて、互いに「これでどうだ」と勝負し合うようなテンションに欠ける。カラッとして軽快すぎるようだ。
ところが、4曲目の前の「スペシャル・ゲストはドクター・ジョン」というMCにびっくりした。なんとドクター・ジョンがヴォーカルで参加している。あのいつものダミ声で歌い出すと完璧にドクター・ジョン・ワールドだ。今更ながらものすごい個性だ。しかも観客との 'So Funky' というコール&レスポンスまである。ドクター・ジョンの熱唱に応える観客も凄い。
というわけで、主役のトム・スコットはまあいいとして、1曲だけ参加のドクター・ジョンに会えたことを今回の収穫としよう。
アップル・ジュース
まずはその第1弾として、トム・スコットというミュージシャンのライヴ・アルバムをかけてみた。20数年前の日本盤で、ライナーノーツには「”フュージョンのメッカ”=ニューヨークの”ボトム・ライン”を熱狂の渦と化したトム・スコットの初のライブ・アルバム!」という見出しがのっている。で、実際に聴いてみると、トム・スコットという人はサックス・プレイヤーで、軽いファンキーなバックの演奏に乗って気持ちよさそうにサックスを吹いている。渡辺貞夫ってこんな感じだったのかな、とよくわからないながらに連想してみた。いずれにせよ、後期ソフト・マシーンなどプログレからフュージョンに向かったミュージシャンの引き締まった緊張感あふれる演奏に慣れた耳には、これでは物足りない。テクニックも十分過ぎるほどあり、バックの演奏は実に格好いい洗練されたファンクだ。しかし、肝心のトム・スコットのサックスが滑らかすぎてメロディが分かり易すぎて、互いに「これでどうだ」と勝負し合うようなテンションに欠ける。カラッとして軽快すぎるようだ。
ところが、4曲目の前の「スペシャル・ゲストはドクター・ジョン」というMCにびっくりした。なんとドクター・ジョンがヴォーカルで参加している。あのいつものダミ声で歌い出すと完璧にドクター・ジョン・ワールドだ。今更ながらものすごい個性だ。しかも観客との 'So Funky' というコール&レスポンスまである。ドクター・ジョンの熱唱に応える観客も凄い。
というわけで、主役のトム・スコットはまあいいとして、1曲だけ参加のドクター・ジョンに会えたことを今回の収穫としよう。
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アップル・ジュース(3ヶ月期間限定盤)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2006-04-19
トム・スコット
ユーザレビュー:
Tom Scottの ...

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